人気グループの「関ジャニ ∞」に楽曲提供を行っていた前原利次容疑者が、架空の音楽イベントの開催費用名目で、音楽ライブの配信アプリ制作会社から 720 万円の現金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕されました。
著名人の名を使いお金を集める手口としては、ガーシーこと東谷義和被告が「BTS に会わせる」として騙し取った手口によく似ています。
著名人と切っても切り離せない詐欺事件。
本記事では前原利次容疑者が起こしたとされる詐欺事件の概要について、詳しく解説します。
名前 | 前原 利次(後原継利) |
会社名 | 株式会社クアトロサウンズ |
住所 | 東京都渋谷区鉢山町11番1号 |
前原利次容疑者は、音楽関係の企画制作会社を経営していたとされています。
今回公になっている音楽イベント以外でも詐欺被害の報告はいくつもあるようで、被害者の会が立ち上がっています。
そこから入手した情報によると、前原利次容疑者が記入したとされる借用書には株式会社クアトロサウンズと記載されているのを確認できました。
しかし、株式会社クアトロサウンズで調べてみても、ホームページはおろかどこにも代表社名の記載が無く、クアトロサウンズが前原容疑者の会社であるという裏付けを取ることはできませんでした。
前原利次容疑者には余罪も複数あるとされており、過去には「後原継利」と名前を変えた過去もあるようです。
名前を変えた経緯としては、周囲には「ジャニーズが名前を占ってくれた」と話しているようですが、本当のところは自分の名前では活動ができないというのが理由のようです。
前原利次容疑者が名前を変える原因となった大きな事件として、韓国の人気アイドルグループ「EXID」を語った投資詐欺があると考えられます。
前原利次容疑者は、EXID が関わる投資案件を持ちかけ多額のお金を集めており、被害総額は少なくとも 8000 万円超とされています。
他にも余罪があるとの噂もあり、そういった関係でレコード会社や複数の音楽制作会社から追われているため、名前を変えないと活動できなかったようです。
前原利次容疑者は、「「当時は調子がよく、周囲からチヤホヤされていた。自分なら何とでもできると思った」と供述していると一部機関から報道されておりますが、前原容疑者がチヤホヤされていた過去については、関ジャニ ∞ との密な関係があったことでしょう。
前原容疑者は過去に、人気アイドルグループ「関ジャニ ∞」へ「強く 強く 強く」という前原容疑者作詞作曲の楽曲を提供しており、これが同グループのメンバーである大倉さんが出演するドラマ、「ド S 刑事」の主題歌にも抜擢、週刊 CD 売り上げランキングで 1 位獲得するなど、音楽プロデューサーとしても成功していた時期があったようです。
さらに、関ジャニ ∞ のバックバンド「たこやきオールスターズ」のベースとしてライブにも参加しており、その繋がりから同グループが MC の「関ジャム」にも出演していました。
本記事では、前原利次容疑者の投資詐欺事件や過去の余罪についてまとめました。
本事件はメディアでも大きく取り上げられたため多くの方の耳に入っているかと思いますが、前原容疑者をはじめとし、実は身の回りには様々な詐欺事件が横行しています。
そういった事件の被害者を一人でも減らせるよう、当ブログではこれからも人として許されない行為を取材し、情報発信し続けます。