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佐々木啓太って何者?仮想通貨売買や情報商材、集団訴訟など怪しい実態を調査

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過去に「LINE300Project」を始めとした情報商材を多く展開し、現在は仮想通貨や投資に関する情報を発信している佐々木啓太という人物がいます。

公式 SNS やブログでは華々しい実績が紹介されている佐々木啓太ですが、彼の関われるビジネスは悪質な詐欺であるとの情報が入っています。

調査の結果からお蔦すると、佐々木啓太は黒である可能性が非常に高いと考えています。

今回の記事では、その根拠となる実態を調査しておりますので、彼の投資案件に興味を持たれている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

佐々木啓太の経歴

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佐々木啓太の経歴は、本人の公式 HP や自身の SNS などの紹介をまとめると、以下のようになります。

  • 出身:宮城県石巻市出身  1990 年生まれ
  • 学歴:石巻工業高等学校卒
  • 2015 年 バイトをしながら、副業でネットビジネスを始める
  • 2016 年 9 月 日本に自身初の株式会社設立
  • 2017 年 9 月までの法人の一期目の年商 10 億円、営業利益 2 億 3000 万円。納税額 8000 万円
  • 2018 年 1 月 マレーシアのクアラルンプールに移住
  • 月収 1 億円の起業家&投資家
  • オンラインビジネスで月間最高売上 12 億、利益 7 億円
  • 投資は仮想通貨・株・FX。最高月利は 1 億円前後
  • 株式会社 Angel Co., Ltd. 代表取締役

本人 YouTube にて、高校卒業後は工場に勤務したのち車屋に転職し、23 歳でホスト経験を経てネットビジネスを始め、2 年で 10 億を稼いだと話しています。

この経歴が本当ならば、この人物は若いながらにして多くの経験を積み、かなりの収入を得た実力のある実業家のようです。

しかし、経歴を詳しく見ていくと、いくつか不審に思える点が浮かび上がります。

まず気になるのは、自らが立ち上げたという、初年度で年商 10 億円を達成した会社の名前や事業内容が明らかにされていないことです。

これほどの実績であれば、本来は積極的にアピールしたいはずですが、情報が伏せられている点は若干の怪しさを感じますし、経歴が本当であるかも確認ができません。

また、そこまでの成功を収めておきながら、たった 2 年でマレーシアに移住した背景にも疑問が残ります。

さらに、佐々木氏が現在代表を務めるとされる「株式会社 Angel Co., Ltd」について調べてみましたが、公式ホームページは存在せず、登録されている住所はレンタルオフィスであることが分かりました。

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海外を拠点としていることと、公式の情報が見当たらないため、具体的な会社の規模や実態は不明ですが、月に 1 億円を稼ぐとされるビジネスがレンタルオフィスを使用していることにも違和感が残ります。

「株式会社クリエイティブナレッジ」と情報商材の評判

さらに調査を進めると、最初に佐々木啓太が設立した会社名は「株式会社クリエイティブナレッジ」だったことが分かりました。

この会社は佐々木氏が情報商材を販売していた時のもので、主に以下のような商材を販売していたようです。

  • LINE300 プロジェクト(LINE インフィニティ倶楽部)
  • 日本革命プロジェクト
  • 月収 1 億円プロジェクト
  • 在宅 LINE 副業
  • リッチバースメカニズム
  • AE アフィリエイト

しかしこれらの商材は「詐欺」や「騙された」という悪評が非常に多く、集団訴訟や被害者の会が立ち上がる事態となっています。

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多くの情報商材を販売することで彼自身は稼ぐことができたようですが、株式会社クリエイティブナレッジにはあまりにも悪いイメージがついてしまったため、その過去を隠すために、現在の公式プロフィールからは会社名を伏せている可能性が高いと考えられます。

佐々木啓太が展開した情報商材ビジネスの実態

このように非常に悪い評判がついている佐々木啓太の情報商材ですが、実際にはどのような内容であったのか、調査した結果を以下に紹介します。

まず、佐々木氏の情報商材では、LP サイトで「たった 90 日間で全員を月収 300 万円へと導く」「最低でも年収 5194 万円の富裕層を量産する」「あなたを月収 1 億円にする」など、誰でも大きな利益を得られるようなアピールを行い、ユーザーを LINE 登録に誘導します。

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無料または低価格でノウハウを提供すると謳い、多くの人々を引き寄せる広告が展開されていますが、実際には LINE 登録後に利益を得ることはできません。

むしろ、サービスを利用するためには高額な利用料が請求され、最も高い情報商材では 30 万円と高額な支払いを要求されます。

中には、佐々木氏の商材に 80 万円を支払ったという口コミも目にしました。

そして、実際に提供されるサービスは大きな利益をもたらすものではなく、払った初期費用分さえ稼ぐことはできないというものでした。

特に、「AE アフィリエイト」は実質的にオンラインカジノを斡旋し、「LINE300 プロジェクト」では LINE@を利用したスパム行為を促しているため、法律に抵触する危険性もある悪質なサービスであったのです。

さらに、購入後のサポートもずさんであり、多くのユーザーが「連絡が返ってこない」「無視される」と口コミを残しています。

つまり、彼の展開するサービスは誇大広告が目立ち、実際には広告のようには稼げない内容となっていました。

このような背景から、佐々木啓太に対して集団訴訟や被害者の会が立ち上がり、彼は「詐欺師」「嘘つき」との評判が広まりました。

仮想通貨案件の評判について

佐々木啓太は現在情報商材から撤退し、仮想通貨について情報発信し、彼のノウハウが学べるスクールなどを展開しています。

ただし、この仮想通貨案件についても彼の評判は著しく悪いものとなっています。

佐々木氏は、過去に以下のような仮想通貨を推奨していました。

  • Shivom
  • ノアコイン
  • ウィズコイン

しかし、どのコインも後に詐欺であるとの疑惑が持ち上がり、集団訴訟に発展した悪質な仮想通貨であるうえに、佐々木氏から紹介していたコインを配布されないなど、不適切な対応をされたという悪評もついています。

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「Shivom」に関しては、公式で買える仮想通貨であるにも関わらず、「公式では買えない」として法外なレートで販売を行ったユーチューバーに対して、公式より詐欺と確定されています。

この Shivom を推奨していたユーチューバーの一人が佐々木啓太であり、この案件には佐々木啓太の妻である花咲優菜氏も関わっているとされています。

「ノアコイン」に関係する「泉忠司」という人物も、詐欺まがいの人物として悪評が高くなっています。

彼と、彼がおこなった手口については、以下の記事でも詳しくご紹介しております。

【泉忠司記事】

佐々木啓太の現在

佐々木啓太に関しては、多くの集団訴訟サイトに被害者の声が上がっていますが、残念ながら彼が裁判にかけられたり逮捕されたりした事実はありません。

彼は現在にマレーシアのクアラルンプールに移住しており、逮捕を避けるために法の手が及びにくい国に逃れていると考えられます。

このような国外逃亡は、詐欺師によく見られる行動です。

彼がクアラルンプールに移住した 2018 年に、彼の経歴と一致する人物が暴力団より脅迫され 1,000 万円を支払ったとの報道があがっており、彼がクアラルンプールに移住した背景には、過去の悪事により警察に目をつけられている他にも、反社勢力に追われているためとの見方が広がっています。

まとめ

この記事では、情報商材や仮想通貨案件を展開する佐々木啓太についてまとめました。

彼が過去に販売していた商材は、宣伝内容と乖離したビジネスモデルで実際には稼ぐことはできないという悪質な手口をとっており、集団訴訟にまで発展しています。

現在情報発信を行っている仮想通貨に関しても信用できる実績はなく、常に黒い噂と悪評がつきまとう人物と言えます。

今回調べた情報だけでも十分に黒と断言できる人物ですが、現在も活動していることもあり、これからも新しい情報が出てくると思います。

私たちは佐々木啓太について引き続き調査し、情報が入り次第適宜発信していきたいと思います。

※ 本ブログでは情報を随時募集しておりますので、何か情報をお持ちの方や被害に遭われた方がおられましたらいつでもご連絡ください。